Wednesday 17 September 2008

River Tango

 先週の木曜から日曜まで、River Tango - London International Tango Festivalがおこなわれた。毎晩大きなミロンガが開かれ、テムズ川沿いにあるTate Modern Musiamの前に設けられた野外ステージでは、土曜と日曜にパフォーマンスやミロンガが開かれた。

 私のタンゴの先生のKimとDavidは、土曜日の午後にパフォーマンスをしたので、見に行った。

 パフォーマンスのあとはフロアがミロンガに早変わり。私も数曲踊ってきた。

 夜は、Bloomsbury Ballroomという、アールデコ調のposhなダンスホールでのミロンガ。ブエノスアイレスからやって来たDJのFelix Pichernaは、DJ歴51年という。

 11時からはSexteto Milongueroのコンサート。コンサートといっても、聴いているだけではなく、当然みんな踊る。

 そして0時からはパフォーマンス。2組目のLos Hermanos Macana(Macana兄弟)が素晴らしかった。残念ながらこの夜のパフォーマンスのクリップは見つからなかったけれど、これはNYでの同じ演目。

 踊って、聴いて、見てと、2時近くまでたっぷりと楽しんだ。

Saturday 6 September 2008

新しい靴

 私の1足目の靴は、かなり汚れが目立ってきたものの、まだ現役である。お出かけ仕様の靴をレッスンで酷使しているのだから、罰当たりである。

 問題は、サイズが大きいこと。ロンドンで普通に手に入る一番小さいサイズ(サイズ35)なのだが、それでも大きい。はじめは気にならなかったが、2-3回履くうちに、ゆるゆるになってしまった。試行錯誤の末、踵側に二重にパットをつけることで、なんとか解決した。ぱっと見るとわからないが、よく見るとパットがあるのがわかるので、ちょっと格好が悪い。

 Kimがブエノスアイレスに帰った時に、サイズ34の靴を買ってきてくれた。リクエストは、つま先がオープンになっていて、うるさくない色で、ヒールができるだけ高いもの。私は背が低いので、ヒールが高くないと、背の高い人と踊れない。

 リクエストどおりの靴を買ってきてくれたのだが、実は、お店に在庫のあった、唯一のサイズ34、9cmヒールの靴だったそうである。Kimも同じタイプのものを買ったそう。

 地味に見えるが、ヒールが鏡のようなシルバーなので、踊っているとライトを反射してキラキラ光る。上手にならないと、これを履いて踊るのはちょっと恥ずかしいかも。

Friday 5 September 2008

Painful routines

 KimとDavidがブエノスアイレスから戻ってきた。さっそく月曜日のimprovers classへ。

 前の週の私たちときたら、夏休みが終わりに近づいて、学校が始まるのが待ち遠しくてたまらない小学生のよう。彼らがいない間、スタイルのまったく異なるBrunoとMariangelesのレッスンを受けていたので、「KimとDavidはにこれをやってみせよう」とか「私たちのスタイルが変わっているのを見てショックを受けるのではないか」とか、そんな話ばかりしていた。

 そして月曜日。1ヶ月の夏休みなど存在しなかったかのように、普通にレッスンが始まる。当然はじめは30分間の基礎レッスン。「なんだか、みんなぐらついているね」というKimのコメントとともに、少し上達したという自信は粉々に散った。

 Kimが買ってきてくれた新しい靴を履いてレッスンすることになったから、さらに大変だった。ヒールの高さはいつも履いている靴と同じはずなのだけれど、高さや幅の感覚が微妙に違うので、頭もからだも混乱から回復できないまま、1時間半のレッスンが終わった。

 足が痛い、全然できない等々文句を言いながらも、「あの」大変な基礎レッスンをまた受けることができて、なんとなく嬉しくなってしまう私たちって、どうなのかな。でも、いったんKimとDavidの美しい足さばきや姿勢に魅せられてしまったら、しょうがないよね。