Saturday 4 July 2009

Stanley Jordan @ Ronnie Scotts

 暑い日が続いている。きちんと夏が来るのはいいことだが、職場にも自宅にもエアコンがないので、これだけ暑い日が続くと、体力的にきびしい。どこかで涼をとらないことには、夜寝るものたいへん。

 だからというわけでもないのだけれど、一昨日はRonnie Scottsに行った。 最後に行ったのは、Irakereのライブだったので、改装されてからは、これが初めて(!)。ライブはいつも素晴らしいのだが、入り口にうろうろしている、無愛想で失礼なおじさんたちが嫌いだったのと、改装してから入場料が跳ねあがったのが、足が遠のいた理由。

 改装されたRonnie Scottsは、ギンガムチェックのテーブルクロスがなくなって、各テーブルのランプが、モダンなデザインのものに変わっていた。入り口のおじさんたちは姿を消し、お行儀のいい女性たちが、手際よく席まで案内してくれた。

 Stanley Jordanについては、友人(彼はギターを弾く)が絶賛するギタリストということ以外、なんの前知識もなく出かけた。”touch” techniqueのパイオニアなんだと聞いても、なんのことかよくわからなかった。

 まあでも、知識はどうでもよかった。演奏はひじょうにユニークで、素晴らしかった。Jordanも素晴らしかったし、ベーシストの Charnett Moffettも、すごかった。途中休憩をはさんで、たっぷり2時間近く、堪能させてもらった。

 これはYouTubeでみつけた”Stairway to Heaven”。ドラムは違う人だが、Charnett Moffettがdouble bassを弾いている。

 涼をとれたかといえば、快適な程度には涼しかったけれど、聴いているうちに興奮してきたので、けっこう暑かった。

Saturday 27 June 2009

Café de los maestros

 昨日は、バービカン・センターで Café de los maestrosのコンサート。タンゴ仲間と一緒に出かけた。会場はなじみの顔だらけで、ミロンガがそのままバービカンに移動したような感じだった。

 Café de los maestrosは、Gustavo Santaolallaが指揮したプロジェクトで、1940・50年代にブエノスアイレスで活躍していたタンゴ・ミュージシャンたちを集めて作ったアルバムのタイトルである。アルバムのレコーディングと、ブエノスアイレスのコロン劇場で開かれたガラ・コンサートにいたるまでの様子をおさめた同名のドキュメンタリー映画も製作された。いってみれば、アルゼンチンタンゴ版Buena Vista Social Clubである。このアルバムはラテン・グラミーの2006年 最優秀アルバム賞を受賞した。

 今回は、11人のマエストロたちが来英。弦楽器はおそらくサポート・ミュージシャンで、金管と打楽器は省略された、オリジナルよりは少し小さめの編成だった。

 マエストロたちは70−90歳代。ボーカルのJuan Carlos Godoyなどは、出番がきて、ステージの中央まで歩く足取りもなんとなくおぼつかず、マイクを落とすのではないかと、見ているほうは気が気ではないのだが、いざ歌い始めると、信じられないような若々しい声で歌いあげるのは、感動的だった。これだけのミュージシャンたちの演奏をライブで聴くことができ、幸せだった。レコーディングに参加したマエストロたちの何人かは、すでに亡くなっている。

 予定のアンコール2曲が終わっても、スタンディング・オベーションが止まらず、もう一度、出てきて演奏してくれた。2度目のアンコールがすぐには決まらず、全員がステージにそろうまで少し時間がかかったのはご愛嬌。バイオリニストのFernando Suarez Pazがなかなか出てこず、スタッフが探しまわるというハプニングも。

 こちらは、英語版の映画の予告編。ロンドンでも上映してくれるといいのだけれど。

Monday 4 May 2009

Brunoとの再会

 今日はMay Dayでお休みなので、この週末は3連休。

 私のタンゴ熱はヒートアップするばかりで、先週の木曜から5日連続で、毎日タンゴを踊っていた。

 嬉しいことに、この週末にはBrunoがロンドンに来ていて、昨日と今日、レッスンがあった。元グルーピーとしては、この機会を逃すわけにはいかない。足の痛みをおして、駆けつけた。

 今回は残念ながらMariangelesはいなくてBrunoひとりだったが、あいかわらずいいレッスンだった。

Thursday 1 January 2009

あけましておめでとうございます

 昨年1年は、フィジカルな年でした。Gyrotonicとアルゼンチンタンゴに明け暮れました。(もちろん、仕事もきちんとしていましたが。)

 Gyrotonicでは、1月のpre-trainingから始まり、10月の東京での認定コースまで、合わせて4つのコースと、その合間のteachingをしました。認定コースが終わってからは、体調をくずしたり、他のことに手を取られたりで、お免状を手にしてこれからどうするか、きちんと考えていません。週末だけ教えるという選択肢がありそうなのですが、気持ちが揺れています。

 アルゼンチンタンゴは、ミロンガ・デビューも果たし、9月からは中級レベルにステップ・アップしました。タンゴ熱は強まるばかりで、夏以降、平均すると週3回ほど、踊っています。

 9月下旬には、Geraldine & Ezequielのworkshopsに参加するという暴挙に出ました。週末、計20時間のworkshopsで、中級レベル以上とのことだったのですが、いざ始まってみたら、私と一緒に参加した友人以外は、みんな上級者でした。なんとかついていくのがやっとで、足はぼろぼろになるし、気分はへこむしで、さんざんなworkshopsとなりました。けれど、この時に集中して踊ったせいか、それ以降、すこし上達したような気がします。

 いまだに、レッスン以外で踊るのは苦手で、ミロンガに行ってもひっこみ思案になってしまいます。もっと上手になって、自信が生まれたら、ブエノスアイレスに行って、本場のミロンガで踊りたいと夢見ています。

 今年も、Gyrotonic、アルゼンチンタンゴともに、続けていきたいと思います。突きつめすぎて追いつめられた気持ちになったり、途中でばてたり燃え尽きたりしないよう、調子に合わせてペースを変えながら、楽しみながら続けていけたらいいと思います。

 新しい年が、みなさまにとって、明るく幸多いものになりますよう、心からお祈り申しあげます。