GyrotonicとGyrokinesisのmaster trainerのRita Renhaがロンドンに来ていた。Ritaは、Gyro創成期からのmaster trainerのひとりで、今はリオデジャネイロで自分のスタジオGyrotonic Instituto Brasilを運営している。
彼女のGyrokinesisのセッションには残念ながら参加できなかったのだが、Gyrotonicのほうは、2時間のone to oneセッションを受けることができた。
レッスンで一番はじめにやったのは、呼吸のしかた。息を吸う時に胸郭を風船のようにふくらませ、吐く時は、風船が自然にしぼんでいくように、肋骨が下に動きながら胸郭が縮まる。これが、まったくできない。ついついおなかで息を押し出してしまい、肋骨の動きが止まってしまう。
また、レッスン中に一貫して言われ続けたのは「力を入れない」、「がんばりすぎない」こと。ハンドルやケーブルが動きをガイドしてくれるし、動きは体が覚えているのだから、気持ちよく呼吸しながら、気持ちよくからだを伸ばしていくだけ。でも、それができない。
できないできないと思いながらも、明るいRitaに励まされ、おだてられながら2時間動き続け、セッションが終わった時には、これからの練習課題のリストと、疲れてるけれど気持ちのいいあたまとからだが残った。
「がんばること」は得意なのだが、「がんばらないことをがんばること」は一番苦手。3月から、毎週末の最低1セッションのteachingと、週2セッションの自分の練習を「がんばって」こなしてきたのだが、「がんばらない」ことが課題になったら、どうやって練習したらいいのか、いささか途方にくれてしまった。あたまの中の混乱の嵐が静まるまで、ちょっとお休みしたほうがよさそう。そんなわけで、約3ヶ月ぶりにGyrotonicのない週末を過ごした。
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